先日、大田区で行われている3歳児健診に行ってきました。1歳半健診の時に指摘された「言葉の遅れ」も、2歳4カ月から言葉の爆発期を迎え、とりあえずホッと一息ついたので、比較的気楽な気分で健診に参加。ところが、意外な指摘が…
まだオムツ外れができていないので、検尿をどうするのかという問題がありましたが、それも「検尿用キット」を入手して無事にクリアしました。
三歳児健診は1時から始まるので、結局会社を丸一日休まなければならず、他の健診のように午前中にやって下さればいいのに、、、と働く母は思います。所要時間は1時間半~2時間半程度となっています。
では、三歳児健診の流れについて振り返るとともに、今回想定しなかった「運動発達の遅れ」で指摘され、ちょっとびっくりしたことについて書いていきたいと思います。
1. 受付
受付で下記六点を提出し、受付番号をもらいます。この後は受付番号順に次々に区切られた部屋に呼ばれていきます。
- 母子手帳
- 健康診査アンケート(記載のみ)
- すこやかアンケート(記載のみ)
- 聴力検査アンケート(事前に子どもをチェック)
- 視力検査アンケート(事前に子どもをチェック)
- 検尿
2. 問診
部屋に呼ばれると、いくつか椅子と机が並んでいて保健師さんが向かい側に座っています。
膝の上に子どもを座らせて、保健師さんと向かい合うと、保健師さんから三つの質問をされました。
- お名前は?
- お年はいくつ?
- 大きさの違う〇が二つ書かれている絵を見せられて、大きい〇はどっち?
絵をまたひっくり返したりして、今度は小さい〇はどっち?
お名前は、「〇〇くん」と苗字なしかつ、「くん」つきという微妙な感じでしたが、その他はちゃんと答えられていました。
あとは予め提出したアンケートについて問題がありそうな部分について、詳しい質問を受けます。
3. 計測(身長・体重)
問診が終わると、隣の計測の部屋に入ります。まずは裸になり、オムツが濡れている場合には交換し、身長・体重を測ってもらいます。赤ちゃんの時と比べて、自分でちゃんと脱ぎ着と測定までしてくれるので、すっかり楽になったなーと実感しました。
4. 診察
続いてまた外の待合椅子でしばらく待ち、診察の部屋に呼ばれます。お医者さんの向かいに子どもを膝に抱いて座ります。
まず、通常の小児科のように聴診器と口の中を見てくれます。「扁桃腺がちょっと大きいですね」といつも小児科で指摘されることを言われました。
続いて、予め回答したアンケートと問診結果を見ながら診察を受けます。我が家の場合、「30㎝からジャンプできる」で「いいえ」と回答していたので、ジャンプや走り方をその場でチェックされました。
まずは、その場で先生が何度か連続してジャンプのお手本を見せます。我が家の二男君は一回ジャンプで止まる、という状況を繰り返し、先生が何度も連続してジャンプするお手本を見せますが、どうしても連続ジャンプができませんでした…
次に、走ってみて下さいとのことで、母親の私が部屋の端に行き、子どもに「よーいどん」をかけ走らせます。一生懸命走っているのですが、先生は苦笑…
「三輪車とかは乗れますか?」と聞かれたので、「三輪車もストライダーも怖がってほとんど挑戦すらしていません。」。。
続いて、「お父さんとお母さんは二人とも運動が苦手ですか?」と聞かれ、「私は苦手ですが、主人は得意です。」と回答。
「運動が苦手な子や怖がりな性格というような個性だということも考えられますが、一度専門家に発達を見てもらった方が良いと思います」ということで、想定していなかった「運動発達」の再検査という結果になってしまいました。
言葉の遅れでは想定していたのですが、まさか運動にて指摘されることは想定していなかったので、びっくりしましたが、何かあるのであれば、早めに気づいて対策をしてあげたいので、別の平日に設定された「運動発達」の再検査を受ける予約をしました。
5. 歯科検診
歯科検診は、私と向かい合うように子どもを膝に座らせ、先生の膝に子どもの頭を倒していきます。そして、先生が通常の歯科検診のように、口の中を検査してくれました。
幸い虫歯はなかったものの、4つの指摘を受けました。
- フッ素入り歯磨き粉を使う
- 仕上げ磨き用の歯ブラシは、仕上げ磨き用の歯ブラシを使う
- 朝も磨く
- 前歯の空間が狭いから糸ようじを、使う
6. まとめ
最後に保健師さんと向かい合う席に呼ばれました。母子手帳を見ながら、尿検査を含む全て結果を聞くとともに、私に心配事とかないかを確認して下さいました。
通常からここで終了ですが、前回言葉の発達でひっかかっているため、個室に呼ばれました。
言葉も運動も特別対応・・・・マイペースな発達なようです。
7. 別室で発達検査
1歳半健診で呼ばれたのと同じ個室に呼ばれました。検診と異なり広いスペースに、2組だけなので落ち着いて受けることができます。
①会話チェック
まずは、あいさつから始まり、基本的な質問から始まります。保育園の名前はうまく言えずに、〇〇組とクラス名を回答していましたが、仕方ありません…
あとは発音が聞き取りにくいようで、本人が回答して、保健師さんが繰り返すけど、違うのでまた本人が言い直すけど、保健師さんは聞き取れないから私がフォローということが続きました。
- お名前は?
- 年齢は?
- 保育園はどこに通っているの?
- 先生は何ていうお名前?
- 保育園ではどんなことして遊んでいるの?
- 一緒に遊んでいるお友達のお名前は?
②積み木
続いて積み木が8個出されました。
- 積み木8個高く積んで下さい
- 積み木4個でトラックを作って下さい(先生が見本)
- 積み木3個で家を作って下さい(先生が見本)
積み木8個を高く積むのはできたのですが、続いて先生が積み木4個でトラックを作って、残りの4個のブロックを息子に渡し、同じトラックを作ってねというのはうまくできず、また4個のブロックを高く積み上げていました。
家も先生が3個のブロックで作って同じものを作るという課題でしたが、こちらも3個のブロックを縦積みしちゃいました…
③絵に関する質問
次に、紙に書かれた6つのモノの絵が登場。
くつ、自転車、洋服、かさなどがあり、「履くのはどれ?」、「乗るのはどれ?」という問題でしたが、こちらはなかなか上手に回答できていました。
次に、紙に書かれた6つの表情の絵が登場。
「泣いているのはどれ?」、「笑っているのはどれ?」というような、表情を当てる問題で、こちらも上手に回答できていました。
④お絵かき
次に紙と色鉛筆が出されました。「先生が描くのと同じように書いてね」ということで、先生が
- ぐるぐる丸を書く
- 横線を何往復もさせる
- 丸を書く
というようなことをするのを、同じようにまねて書きました。丸が始点と終点がうまくくっつかず微妙でしたが、こちらも何とかクリアしました。
⑤検査結果
最後に子どもにお絵かきしててねということで、先生から私の方に検査結果が伝えられました。要約すると下記のようなものでした。
- 質問の意味が分かっていて、それに答えようとしているので、コミュニケーションはきちんととれている
- 発語が遅かった分、発音がちょっとまだ遅れているけど、これは慣れなのでたくさん話させたり、筋肉を発達させるために、シャボン玉やラッパを吹かせるなどさせると良い
- 積み木のトラックや家ができなかったのも、指示の内容は理解できているみたいで、ただ、自分のやりたいようにやりたいというマイペースなだけで心配はなさそう
ということで、言葉の遅れについてはこの3歳児健診にてOKということになりました。
別の運動の発達遅れという予想外の問題が出てきてしまいましたが、こちらは別途「経過観察健診」というものを受けてから対応を考えたいと思います。
言葉の遅れを取り戻し、ちょっと安心していたのですが、子育てというのはいろいろあることを実感した健診でした。
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