保活の狭き門を潜り抜け、復職が見えてくると、次に気になるのは子供は保育園に慣れてくれるだろうか、自分はスムーズに復職できるかということですよね。
長男の時は、慣らし保育で保育園に預けた後、泣き叫ぶ子供を置いていく罪悪感とともに、自分の心にも何か大切なものを置き忘れてしまった感覚があり、子供とともにママも慣らし保育が必要だと感じました。
1. 「慣らし保育」って何?
初日は2時間くらい保育園で過ごすことから始めて、午前中だけ、お昼ご飯まで、昼寝まで、夕方までと少しずつ保育時間を延ばしていきます。初日はママも一緒にという保育園もあります。
慣らし保育は子供にとっても、ママにとっても大きな試練の時で、今まで一日の大半を一緒に過ごしてきた一心同体のような生活からの大きな変化となります。
子供の年齢や性格による個人差が大変大きいので、すぐに「バイバイ」して慣れる子もいれば、1カ月たっても泣き止まない子もいたり、それぞれのようです。
2. 慣らし保育の期間
保育園のしおりで園の方針などに始まり、一日の過ごし方・持ち物などの説明があるとともに、慣らし保育の日程の連絡があります。
我が家は、0歳児クラスの認証保育園で2回、1歳児クラスの認可保育園で2回の、合計4回の慣らし保育を経験しました。
慣らし保育は、我が家が預けた保育園では1~2週間でしたが、見学した保育園の中には1週間~1カ月という保育園もありました。
我が家の子供が通った認証保育園の場合は、復職前に入園させることも可能だったので、復職日を慣らし保育が終わった後に設定したため負担感がなかったのですが、問題は1歳児クラスでの認証保育→認可保育園への転園でした。
復職して一年経ち、1週間お休みや遅刻・早退続きはなかなか周りに迷惑をかけるので難しかったです。
3. 慣らし保育をどうする?
保育園によっては基本的に提示されたスケジュールに従って行うところと、先生と相談の上比較的自由に決めていく保育園の2種類ありました。
①長男0歳児
②長男1歳児転園
③二男0歳児
最初の月は週4日通園かつ、9:30-11:00を2日、9:30-12:30(昼食後)を4日、9:30-14:30(昼寝後)・・・・と本当に徐々に増やしていった
本当に楽に保育園に馴染むことができ、復職も大変スムーズだったが、二カ月間認証保育園の保育料を払い続けるのがちょっと厳しかった
④二男1歳児転園
以降では、復職後に慣らし保育をしなければならなかった1歳児クラスの時に、仕事との関係でどのように乗り切ったかについてご紹介します。
4. 慣らし保育の乗り切り方
なお、祖父母の助けを得られたり、仕事がシフト制などで予め予定が決まっていたら時間調整が可能などであれば、子供のためには②③はあまりお勧めできる方法ではないですが、背に腹は代えられないというような我が家のようなケースもあるかと思い、ご紹介します。。。
①送迎を夫婦で分担
②保育園に交渉し、慣らし保育期間を短くしてもらった
大きい園だったので、3日で慣らし保育を終わらせるなど個別対応はかなり難しいようで、2時間くらい保育時間を長くしてもらったりと微調整しかできませんでした。
泣き止まなかったり、問題が発生したら電話をもらいすぐにお迎えに行くことを条件に、少し特別対応をしていただきまし
③どうしても休めない場合、慣らし保育→一時保育でリレー保育
我が家は既に復職していた、一歳クラス4月の転園の際にこの方法を使いました。
長男の転園の場合、大田区の一時保育を使って慣らし保育が、午前中で終わってしまう日や入園式の日の三日間は、一時保育に預けていました。
これもいきなり預けると子供に負担がかかるので、土曜日もやっている一時保育施設だったので、美容院に行く三時間とか預けて、一時保育の慣らし保育をしておきました。
二男の場合、転園前の認証保育園が4月当初は空きがあり、一時保育できるとのことだったので、お言葉に甘えて、退園後も三日間スポット預かりをお願いしました。
これは子供には大変よかったのですが、ちょっとお願いし辛かったです。退園する身ですから…
また我が家は利用しませんでしたが、ファミサポを利用するというのも一つの手だと思います。
5. 慣らし保育のポイント
①慣らし保育の期間を確認
保育園にできれば見学の時にあらかじめ確認すると、復職時のイメージが湧きやすいと思います。
②慣らし保育期間中の仕事の調整が可能かを確認
慣らし保育期間のお休み、遅刻、早退が比較的に周りに迷惑をかけずにできるかを検討します。
子供の性格にもよりますが、一週間程度の慣らし保育はあった方がよいと思うので、できればとってあげた方がよいと思います。
③慣らし保育期間中に頼れる人がいるかを確認
仕事の調整が難しい場合、祖父母やファミサポなど慣らし保育期間中に頼れる人がいるかを確認します。
できれば、育休中に慣れた方へお願いする方が、子供やママへの負担が小さいと思います。
④慣らし保育終了後の復職が可能かを確認
保育園に慣らし保育期間および、復職する前から慣らし保育可能か(逆に言うと育休中に保育園に預けることが可能か)を確認します(認可の場合は、復職条件は区役所にも確認)。
例えば、大田区の場合、私が子供を預けた時は「入園する月の20日までに復帰」することを前提に、就労の指数での選考が可能でした。
これを事前に調べておき、長男の時は慣らし保育終了後に復職できるように会社の復職時期を4月16日に設定しておきました。(結局、0歳児では認可に入れずに認証だったのですが、認証でも2週間の慣らし保育が終了した後に復職できました。)
⑤慣らし保育期間の検討
保育園から提示された慣らし保育期間をベースに慣らし保育期間を検討します。予め慣らし保育期間の預かりスケジュールが決められている保育園の場合、できても微調整ですが、先生と保護者の相談で決められる保育園もあります。
子供の性格・健康状態、仕事の状況などを踏まえて慣らし保育期間を検討します。
⑥慣らし保育期間の仕事の都合がつかない場合
慣らし保育期間の短縮を保育園の先生に相談します。
それも難しい場合は、一時保育の利用で乗り切ることも検討します。
一時保育の利用は慣らし保育の本末転倒になるので、できれば避けたいのですが、どうにもならない場合は仕方ないと思います。
慣らし保育は復職への第一歩となります。最初は試練だらけで自分の体力もきついし、泣いたり病気をもらってくる子供をかわいそうに思い、辞めたい気持ちになったりもすると思います。
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