プレミアム・フライデー|保育園児母にとっては仕事が溜まり減給にしかならない?

明日、2017年2月24日は「プレミアムフライデー」ですね! 皆さんの会社では、どうされますか?

個人消費を喚起するため、毎月末の金曜日を「プレミアムフライデー」とし、企業が従業員に対して午後3時には仕事を終えるよう呼びかけ、長時間労働の是正など働き方改革にもつなげる趣旨のようです。

月末金曜日は3時まで

という、何やら「ノー残業デー」みたいな感じですが、一企業だけでなく、日本全体の取り組みというところがダイナミックですね。

そういえば、若い頃オーストラリアにワーキングホリデーしていたことがありますが、オーストラリアでは金曜日は午後からパブが混み始め、仕事を早く切り上げて飲んでいる人が多かったように記憶しています。

当時は、「オーストラリアは資源大国だから、日本みたいにアクセク働かなくても収入があるから豊かでいいな~」とスローライフ的な憧れがありました。

日本もようやく、働き方が見直され、少しは余裕が生まれるのでしょうか。。

1. プレミアムフライデーのメリット

個人消費を喚起するという目的ですが、個人から見たプレミアムフライデーのメリットには以下のようなものがあります。

  • 平日に洋服などのショッピングや美容室を済ませられる
  • 金曜日の夕方から2泊3日の旅行ができる
  • 土日は子どもの習い事や公園に連れて行ったりゆっくりできないので、自分だけの2~3時間ができる
  • なかなか会えない友達と平日のお茶・飲みができる
  • 疲れた体をマッサージで癒したり、カフェで静かに読書できる

2. プレミアムフライデーのデメリット

月に一回は早く帰れてゆったりできるプレミアムフライデーに見えますが、弊害もいくつかあります。

  • 忙しい人はプレミアムフライデーでも帰れないし、忙しくない人はプレミアムフライデーでなくても、フレックスや有休を取れるので結局、不公平
  • 月末忙しい仕事の人など、日にちが決まっているのは不公平
  • サービス業は逆にこの時間の接客が忙しく、休めない
  • 給料はフレックスや有休(半休)などで減る会社がほとんどだと思われる
    → 時間管理されていない管理職に有利

3. ワーキングマザーのプレミアムフライデー

二人の保育園児を抱え、自分の自由になる時間が非常に貴重な私にとっては、プレミアム・フライデーは一見ありがたく見える制度です。

しかしながら、我が家の子ども達が通う認可保育園は、「保育園がお休みの日はお子さんとできるだけ一緒にいてあげて下さい(通院等は例外)」、「会社帰りに夕食の買い物をしたり、一旦家に帰るのは不可、会社から真っ直ぐ迎えに来て下さい」というような感じです。認可保育園にはたくさんの補助金が投入されているので、本当に必要な保育時間だけしか預かってもらえないというのは仕方ないことかもしれません。

実際、保護者会の時に「買い物袋を持ってお迎えにいらっしゃった方がいますが、やめて下さい」みたいな注意を受けたこともあります。

しかも、そもそも時短で給料が減額されている上に、更にプレミアムフライデー分の時間は減給されます。組織的にプレミアムフライデーを推進している場合には、減給されても帰らなければいけない雰囲気となるでしょう。

総合的に考えると、保育園児母がプレミアムフライデーを本当にエンジョイできるかどうかは、保育園や会社が柔軟な運用をしてくれるかによりそうです。

プレミアムフライデーを歓迎する条件
・3時に帰宅しても、保育園が例外的に開園時間中は預かってくれる
・3時に帰宅しても、給料は定時まで働いたことにしてくれる(会社負担)
・プレミアムフライデーをエンジョイできるよう仕事量が配慮されている
プレミアムフライデーがどちらかというと迷惑だと思う条件
・3時に帰宅したら、保育園にすぐ迎えに行かなければならない
・3時に帰宅したら、定時までの時間は減給
・仕事量は変わらないから、他の日に残業、休日出勤、お昼抜き

いかがでしたか?

私の会社では、減給されるし、まだまだプレミアムフライデーをエンジョイできる条件は整っていませんが、試行錯誤でよい制度になって欲しいです。

まずは、せめて国が主導して、「保育園がプレミアムフライデーの日は、会社帰りに寄り道を認める」ことだけでも実現して欲しいです!

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