時短勤務をとる? 同僚に迷惑? 権利だけど取得が難しい現状

1. 時短勤務は迷惑?

長男・次男ともに生後10カ月で復職していますが、どちらも時短勤務をとって復職しています。
時計2

同僚に迷惑」、「時短勤務は権利で支障がないように人員配置などやりくりするのが上司の仕事」 など、いろいろな意見がありますが、私はやはり上司・同僚に迷惑をかけてしまっていると実感します。

例えば、スタッフ三人の部署で、一人が復職して時短勤務だからといって四人にスタッフを増やしたり、仕事量を減らしたりできる部署はあるでしょうか?

周りを見ているとそういうケースはほとんどなく、以前は育休を取って時短勤務する人自体が少なかったので、十人の残業できる人に一人の時短勤務なので、カバーする人の負担も比較的少なく、時短勤務しやすい担当にする、などポジションへするという配慮もできていたように思います。

しかしながら、四人に二人が時短勤務など、もはや現場の助け合い精神だけでは成り立たなくなっている職場もあります。

残業がもともとない会社なら、多少負担が増えてもあまり不満はないのかもしれませんが、もともと恒常的な残業の中、更に負担が増える状況になった同僚はどう感じるでしょうか?

他の同僚も用事があって早く帰りたいかもしれないし、有休の予定を入れているかもしれません。時短勤務者の仕事のしわ寄せにより、同僚の残業が増えたり、休めなかったりする状況が発生するような職場では、やはり明らかに迷惑だと思います。

また、例え自分の仕事の負担が増えなくても、時短勤務の人が同じ部署にいると会議設定時間をその人にあわせたり、仕事の依頼をその時短勤務の人の勤務時間に配慮したりと、はっきり言って何かと面倒というのが、正直な感想だと思います。(私の心が狭いからそう感じるのかもしれませんが。。)

時短勤務していなくても、「子供が発熱で・・」と、突発的な遅刻・早退・お休みなど、祖父母の助けがないワーキングマザーと働くとチームメンバーには何かしらの皺寄せがくるのが現状だと思います。

ここまで書くと「分かっているなら会社を辞めろ」と言われそうですが…

ただ、迷惑をかけていて申し訳ないと認識した上で働かせてもらっているという意識で働くのと、権利で皆も通る道だというスタンスで働くのでは、大きく違うと思うので、私が抱いている正直な感想を書かせてもらいました。

2. そこまでして働く必要性があるのか?

同僚に迷惑をかけている、仕事の成果も中途半端、子供にも負担をかけている、部屋はぐちゃぐちゃ。。全部中途半端。

二週間に一回くらいは、この状態に耐えきれなくなり、「育児、共働き、退職」などのキーワードでGOOGLE検索しています。

子供が大きくなって仕事をしようとしても条件が大きく下がって退職して後悔した人、子供と向き合える時期は短いから思いっきり子育てできて良かったという人、様々です。

結局は、「自分はどうしたいか?」ということのようです。

3. 会社の時短制度・環境を確認

時短勤務にするかどうかを検討するにあたって、まずは会社の時短制度を正しく理解する必要があります。

時短勤務だと残業ができない会社、残業はできるけど残業代が出ない会社、残業が普通にできて、働いた時間分(残業した分)の給料がもらえる会社、給料から時短分が引かれる会社、引かれない会社など、一言で時短勤務と言ってもいろいろあるからです。

私の会社は時短勤務・フレックス勤務可能となっており、現在、朝夕30分ずつ合計1時間時短の9:00-17:00勤務(7時間勤務)で申請しています。

フレックスタイムなので、業務に支障がなければ、子供を病院に連れて行って10:00に出社してもよし(もちろん上司に連絡しますが)、仕事が終わらなければ、19:00まで残業してもよし、月合計で1日あたり8時間働けば通常勤務と同様の給料が出て、1日あたり1時間時短すれば、通常勤務の8分の7の給料になります。

逆に月合計で1日あたり9時間働けば、通常勤務と同様の給料+1時間/日の残業代がつくということで、時短勤務をとってもとらなくても、待遇などは平等と大変恵まれた制度です。

わが社の制度で時短勤務を申請するメリットは下記二つだと思っています。
  1. 1日あたり7時間しか働かなくても欠勤にならない
    (通常の人は1日8時間働かないと欠勤扱いになり賞与も減額される)
  2. 時短勤務者は基本的に残業ができない人ということで、業務上、人事異動の際など配慮される
また、時短勤務でも会社・上司が時間の範囲で能力を発揮できるような機会を与えてくれるようなカルチャーなのか、補助的な仕事に回されるのかなど、前例があるのであれば、処遇を確認しておいた方がよいと思います。

4. 私の時短勤務状況

私の場合、9:00-17:00で帰れているか?答えは”Yes”でもあり、”No”でもあります。

忙しい時期はやはり周囲に迷惑をかけたくないので、延長保育を利用したり、夫に保育園のお迎えを代わってもらって残業することもあります。

急ぎの仕事がない場合や子供が病気の場合などは、7時間勤務にさせてもらっています。子供が病気で6時間/日で早退するケースでも、月を通じて7時間/日以上働いていれば、欠勤にならないので、フレックスはありがたいです。

5. 時短勤務を取得する上で心がけていること

時短勤務で働かせてもらっている上で心がけていることは下記5つです。
  • 時短勤務で迷惑をかけているということを忘れず、感謝の気持ちを持つ。
    迷惑をかけた時は、素直に謝る、感謝の意を伝える。
  • 自分の仕事は責任を持って完了できるように、70点であっても前倒しで進めておく。(最悪そのまま提出できるように)
  • 休めない日に子供が病気の場合は、病児保育を利用して、仕事に致命的な穴をあけない。
  • 子育て中でもスキルアップに努め、職場にとって必要な人材になれるように頑張る。
  • 頑張ってもどうにもならないことは、最後は開き直る

目指しているのは、「○○さんは時短勤務だけど、効率的で仕事に支障があまりないし、いろいろ知ってるからいてくれて助かるわ」的なな社員です。

と、「心がけていること」なので、実現まではまだまだ程遠いですが、頑張っていきます!

次の記事は、一旦取得した時短勤務から、いつ通常勤務に戻すかという悩みについて書いています。

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